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上野の森ク リニック
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統合失調症



 統合失調症は、主には10代後半から20代に発症し、慢性に進行する精神疾患です。人口割合は、1.0~1.5%で、ざっと100人に1人くらい発病する比較的多い疾患です。

 原因は、神経の活動を他の神経に伝える、神経伝達物質に関連した仕組みの異常ではないかと言われています。
症状
 発病のごく初期は、不機嫌、親への反抗、昼夜逆転、成績の低下、友人との交流が少なくなるなど、反抗期の状態に近い様子がみられることが多くあります。また、考えがまとまらないというように表現される訴えもみられます。これが次第に、奇異な内容を含むようになったり、まったく話さなくなったり、興奮状態になったりします。

 統合失調症の症状は大別して 陽性症状 と 陰性症状 の2つに分けられます。

陽性症状

 急性期に多くみられ、幻聴などの幻覚、妄想などが出現します。幻聴は実際にしていない音が聞こえるものですが、統合失調症の幻聴は人の話し声である場合が多く、幻聴同士が会話をしたり、幻聴と会話ができたりするのが特徴です。また、妄想としては、盗聴器などが仕掛けられている、組織が自分を監視している(注察妄想)、嫌がらせをしている(被害妄想)などというものが多くみられます。また、自分の考えが他人の声として聞こえてくる(思考化声)、自分の考えが人に知られてしまう(思考伝播)、人に考えを吹き込まれる(思考吹入)、考えを吸い取られてしまう(思考奪取)、誰かに操られている(させられ体験)など、自分と他人の境界があいまいになる自我障害もよくみられます。

陰性症状

感情の平板化、無気力、社会的引きこもり、などの症状を示します。社会的な引きこもりは発病当初からみられることも多くあります。初期には同時に陽性症状がみられるタイプが多くみられますが、陽性症状は治療により消失したりしてあまり目立たなくなるのに対し、陰性症状は一般に長く継続して残り、これが社会復帰の大きな妨げになります。


 統合失調症の特徴のひとつとして、病識の欠如があります。本人自身は病気である、あるいは異常であるとは思っておらず、これが治療に結び付ける大きな障害となります。このような場合は、不眠などの症状を治療するという形で治療に結び付けるなどの方法を取ることもあります。まず、ご家族が来院されても良いと思います。


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